三井住友トラストグループ

第1章

専業信託銀行グループとしての挑戦
2011~2016

第4節 グループ総合力の発揮

第2章

The Trust Bankへの進化――
「第2の創業」 2017~2019

第2節 ビジネスモデルとガバナンスの変革

第3節 トータルソリューションの追求

第3章

新たな社会課題への対応
2020~2023

第2節 社会的価値創出と経済的価値創出の両立

第3節 新たな付加価値の創造

第4節 Well-beingの好循環を目指して

第2編
第3章 - 新たな社会課題への対応 2020~2023

デジタル化推進と新領域の創出

2020(令和2)年度には、新ビジネス創出に向けたDX(デジタルトランスフォーメーション)および既存領域の強化、業務効率化に向けたデジタル化の推進を加速するため、不動産企画部内に「デジタル戦略推進室 *1 」を設置し、前年度に設置した不動産テックプロジェクトチームの活動と連動し、不動産関連データの蓄積・活用、業務フローのデジタル化などを推進。証券化・カストディ業務では、送金・仕分けオペレーション自動化、カストディOCRにより、1カ月当たり約1,500時間の削減効果が見込まれた。

2021年3月には、日本で初めての証券化商品を裏付けとするセキュリティ・トークン *2 の発行にあたり、資産金融部と連携し、信託受託者の立場で携わった。セキュリティ・トークンはデジタル証券とも呼ばれ、既存の証券をブロックチェーンに乗せてデジタル化することで管理を容易にし、小口の投資家に販売しやすくする仕組みである。なお、このセキュリティ・トークンは格付投資情報センターから「a-1」の格付を取得した。セキュリティ・トークンは、ESG・SDGs等の社会的なテーマと投資家をつなぐ方法の一つとして期待されている。

2023年4月「デジタル戦略推進チーム」に改組

ブロックチェーン技術を用いて発行・管理される、デジタル化された有価証券。2020年5月施行の改正金融商品取引法および関連政府令等により法制化された。

  1. 三井住友トラストグループ100年史 ホーム
  2. 100年史
  3. 第2編 - 第3章 - 第3節 8 不動産事業 - デジタル化推進と新領域の創出