- 第2編
- 第2章 - The Trust Bankへの進化――「第2の創業」 2017~2019
- 第4節
- ワークライフバランスの推進
1 働き方改革とワークライフバランス
「働き方改革宣言」制定
当グループは、少子高齢化による労働人口の減少や経済の成熟化といった社会的構造変化が進展するなか、これまで以上に社員一人ひとりの「多様性」「健康」「やりがい」を支える環境づくりの推進が重要であると認識し、2018(平成30)年6月の働き方改革関連法の成立に先駆けて、2017年5月、当社と三井住友信託銀行、両社長をトップとする「働き方改革本部」を立ち上げるとともに、「働き方改革宣言」を制定。社員の生き生きとした働きにより、お客さまに提供する付加価値を高め、お客さまからの評価の声がさらに社員のやりがいを引き出すという、お客さまとともに成長する好循環の実現を目指した。
〈三井住友トラスト・グループ働き方改革宣言〉
三井住友トラスト・グループは、「個々人の多様性と創造性が、組織の付加価値として存分に活かされ、働くことに夢と誇りとやりがいを持てる職場の提供」を、トップコミットメントとして宣言し、以下のテーマについて、グループを挙げて取り組みます。
- 多様な働き方とワークライフバランスの実現
- 健康意識の発揚と適切な労働時間管理等を通じた健康増進の支援
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全社員がやりがいを持って活躍し成長できる機会の提供
社員一人ひとりのいきいきとした働きを通じて、お客様の利益に貢献し、社会に役立つ企業グループで在り続けます。
2017年5月11日
三井住友トラスト・ホールディングス株式会社
取締役社長 大久保 哲夫
三井住友信託銀行株式会社
取締役社長 橋本 勝
2017年11月、当社は働き方改革の一環として、父親支援・男性のワークライフバランス等の事業を展開する特定非営利活動法人ファザーリング・ジャパンが立ち上げた「イクボス企業同盟」の参加企業となった。本同盟での活動を通じて、社員の「多様な働き方とワークライフバランスの実現」への取り組みが、当グループの持続的な成長のためには不可欠であるというメッセージを改めてグループ内に浸透させ、マネジメント層の意識改革と育成を推進することとした。