- 第2編
- 第2章 - The Trust Bankへの進化――「第2の創業」 2017~2019
Column
DX推進~2019年度IT賞受賞
公益社団法人企業情報化協会が主催する「2019年度(第37回)IT賞」において、三井住友信託銀行と三井住友トラスト・システム&サービスが連名で「IT賞(トランスフォーメーション領域)」を受賞した。IT賞は、“ITを活用した経営革新”に顕著な努力を払い、優れた成果をあげたと認められる企業・団体に対して授与されるもので、マネジメント領域、顧客・事業機能領域、社会課題解決領域、トランスフォーメーション領域、オープン化領域にてそれぞれ審査が行われる。
三井住友信託銀行では、2018(平成30)年4月から2023(令和5)年度末までに500機を超えるロボットが累積60万時間、年間8万時間相当の業務効率化を実現している。ここに至るまでに、数十人規模の自動化プログラム専任部隊が、社内の数多くの部署と一丸となってロボットを作り上げた背景があり、一般的に難しいとされるロボットの安定稼働と全社に広がる効果を実現させた。このようなRPA (Robotic Process Automation)の浸透プロセスが「業務変革の推進方法として規範性が高く、広く紹介するにふさわしいもの」と評価された。