- 第2編
- 第1章 - 専業信託銀行グループとしての挑戦 2011~2016
Column
両社仙台支店の連携
東日本大震災は、東北各地に甚大な被害を及ぼしたが、中央三井信託銀行および住友信託銀行の両仙台支店の社員とその家族は全員無事であった。震災直後は余震やライフラインの途絶、物資不足などから物心両面にわたって悩まされたものの、本部・各支店からの支援のもと、震災翌日から営業を再開。両支店間では、独身寮の浴室利用といった施設面、生鮮市場やガソリンスタンドの状況といった情報面などにおいて、幅広く相互扶助を行いながら、「がんばろう!東北」を合言葉に難局を乗り切った。
両支店の支店長は2011(平成23)年5月、連名でメッセージを記し、全社に対して各種支援への感謝を伝えるとともに、改めて「The Trust Bank」の名に恥じぬよう、お客さま、取引先、さらには東北地方の早期復旧・復興に向けて、課された使命・責任を全うしていく決意を発信した。

仙台支店社員と全国の有志計160名が参加した「森の防波堤プロジェクト」
(宮城県岩沼市下野郷浜での植樹ボランティア、2013年)