- 第2編
- 第1章 - 専業信託銀行グループとしての挑戦 2011~2016
フィデューシャリー・デューティー推進部の設置と取組方針の策定
近年、金融機関はお客さま本位の取り組み、すなわち「フィデューシャリー・デューティー」(受託者責任) *1 のより一層の徹底が求められるようになった。こうした潮流を踏まえ、当グループでは、2016(平成28)年9月、「三井住友トラスト・グループのフィデューシャリー・デューティーに関する取組方針」を制定。お客さまから信頼される「高度な専門性」、お客さま一人ひとりのニーズに沿った最適な選択肢を提示する「コンサルティングの実践」、そして、「利益相反管理の徹底」の実行に向けて、当社および三井住友信託銀行にフィデューシャリー・デューティー推進部を設置し、グループ各社は同部の助言指導や研修を通じ、「取組方針」に沿った取り組みを実践していくこととした。
また、担い手の中心となる資産運用、商品開発、販売や資産管理の事業を行うグループ各社とフィデューシャリー・デューティー協議会を設置し、グループ各社の専門性の向上やスチュワードシップ活動に関する取り組みを共有し、さらなる高度化を図った。