三井住友トラストグループ

第1章

専業信託銀行グループとしての挑戦
2011~2016

第4節 グループ総合力の発揮

第2章

The Trust Bankへの進化――
「第2の創業」 2017~2019

第2節 ビジネスモデルとガバナンスの変革

第3節 トータルソリューションの追求

第3章

新たな社会課題への対応
2020~2023

第2節 社会的価値創出と経済的価値創出の両立

第3節 新たな付加価値の創造

第4節 Well-beingの好循環を目指して

第2編
第1章 - 専業信託銀行グループとしての挑戦 2011~2016

フィデューシャリー・デューティー推進部の設置と取組方針の策定

近年、金融機関はお客さま本位の取り組み、すなわち「フィデューシャリー・デューティー」(受託者責任) *1 のより一層の徹底が求められるようになった。こうした潮流を踏まえ、当グループでは、2016(平成28)年9月、「三井住友トラスト・グループのフィデューシャリー・デューティーに関する取組方針」を制定。お客さまから信頼される「高度な専門性」、お客さま一人ひとりのニーズに沿った最適な選択肢を提示する「コンサルティングの実践」、そして、「利益相反管理の徹底」の実行に向けて、当社および三井住友信託銀行にフィデューシャリー・デューティー推進部を設置し、グループ各社は同部の助言指導や研修を通じ、「取組方針」に沿った取り組みを実践していくこととした。

また、担い手の中心となる資産運用、商品開発、販売や資産管理の事業を行うグループ各社とフィデューシャリー・デューティー協議会を設置し、グループ各社の専門性の向上やスチュワードシップ活動に関する取り組みを共有し、さらなる高度化を図った。

金融庁が公表している「平成28事務年度 金融行政方針」において、「金融機関等による顧客本位の業務運営」と説明されている。

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