- 第2編
- 第3章 - 新たな社会課題への対応 2020~2023
コロナ禍収束への貢献
当グループは、社会への感染拡大防止への対応として、2020(令和2)年度に医療をはじめとする諸活動への支援を目的に日本赤十字社へ1億円を寄付し、同社より「金色有功章」を受章した。また2020年5月、新型コロナウイルス感染症に対するワクチン・治療薬の開発を行っている大学等への支援を目的として「新型コロナワクチン・治療薬開発寄付口座」(最低寄付金額1万円以上・1万円単位)を開設 *1 。開設に際しては、ワクチン・治療薬の開発や既存薬の転用等の対策に取り組んでいる大学を国内の各地方から選定のうえ、1大学につき1,000万円の寄付を行った。続いて同年11月には、関西経済連合会が5月に設置した「関西・新型コロナウイルス医療体制基金」への寄付を決定し、医療体制支援を促進した。なお、地域の医療負担軽減およびワクチン接種の加速に貢献するため、2021年6月から9月にかけて職域でのワクチン接種を実施。職域接種には、グループ会社の社員や家族、お客さまを含む約1万8,000名が参加し、追加接種も行った。
その後、感染状況や社会情勢等を踏まえて適宜管理態勢の見直しを行い、2023年5月、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが2類相当(新型インフルエンザ等感染症)から5類へ移行したことに伴い、緊急対策本部は解散した。

職域ワクチン接種受付会場

ワクチン接種用ブース