三井住友トラストグループ

第1章

信託制度の確立と発展
1922~1974

第3章

金融激動と業界再編
1991~2010

第1編
第3章 - 金融激動と業界再編 1991~2010

人事アウトソーシング事業の立ち上げ

2002(平成14)年5月、住友信託銀行は、業務の効率化と経営基盤の強化、さらには新事業の創出を目的として松下電器産業 *1 、花王とともに「人事サービス・コンサルティング株式会社」を設立し、各社従業員および金融コンサルティングの受託を開始した。

同社は、出資各社の持つ人事業務ノウハウの融合により共通システムの標準化・共通化を進めて開発および運用費用でコストシナジーを獲得し、事務品質を向上させて、2009年9月には受託企業105社、サービス提供従業員数約13万人規模の人事業務受託第1位の会社に成長。2009年10月には、業界第2位、三菱商事の子会社ヒューマンリンクから人事給与アウトソーシング部門を譲受し *2 、エイチアールワン株式会社に改称した。なお、三菱商事は、住友信託銀行、パナソニックに次ぐ株主となった。

エイチアールワンは、企業内の枠組みにとらわれない「人事業務受託のインフラ企業」を目指し、グローバル市場にも進出している *3

2008年10月パナソニックに社名変更

ヒューマンリンクは人事コンサルティング会社として存続

現在は三井住友信託銀行を筆頭株主とし、売上高で日本最大規模の人事給与アウトソーシング会社として、幅広い業務範囲を対象としたビジネスプロセスアウトソーシングサービスにおいて、強みを発揮している。

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