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三井住友トラストグループ

第1章

専業信託銀行グループとしての挑戦
2011~2016

第4節 グループ総合力の発揮

第2章

The Trust Bankへの進化――
「第2の創業」 2017~2019

第2節 ビジネスモデルとガバナンスの変革

第3節 トータルソリューションの追求

第3章

新たな社会課題への対応
2020~2023

第2節 社会的価値創出と経済的価値創出の両立

第3節 新たな付加価値の創造

第4節 Well-beingの好循環を目指して

第2編
第2章 - The Trust Bankへの進化――「第2の創業」 2017~2019

プライベートバンキング事業

株高・地価の回復による富裕層の増加や相続・承継ニーズの高まりのもと、プライベートバンキング事業は、2013(平成25)年度の事業立ち上げ以降、順調に収益を伸ばしていた。2017年度には既存ネットワークにおける伸び悩みの可能性に備え、税理士・弁護士をはじめとする「士業」ルートへのコンサルティング業務にも注力することとし、「ネットワーク営業推進課」を設置。社会団体やダイナースカードを展開する三井住友トラストクラブなどの関係会社との協働施策を推進し、2017年8月には全国税理士共栄事業会と提携し、M&Aをはじめ親族・従業員への承継や廃業に伴う不動産売却などあらゆる角度から事業承継をサポートすることとした。また、認知症問題の顕在化を背景に、財産管理ニーズが拡大していたことを受け、高齢富裕層の財産管理分野におけるリーダーシップ確立を目指すこととし、コンサルティング機能の強化を図った。

これらの取り組みの結果、当グループのプライベートバンキング事業でのブランド力は着実に浸透。当グループは、2016年5月に全国展開している銀行で唯一、全店で民事信託 *1 サポートの取り扱いを開始していたが、士業向けをはじめとするセミナーの成果もあって、信託口口座 *2 数、預かり残高が急拡大し、新規基盤の拡充につながった。

判断能力がある間に信託契約を締結することで、信頼できる親族等(受託者)に財産管理を託すことが可能となる制度

信託契約に基づき受託者(子)が委託者(親)から信託された金銭を管理するための口座

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