三井住友トラストグループ

第1章

専業信託銀行グループとしての挑戦
2011~2016

第4節 グループ総合力の発揮

第2章

The Trust Bankへの進化――
「第2の創業」 2017~2019

第2節 ビジネスモデルとガバナンスの変革

第3節 トータルソリューションの追求

第3章

新たな社会課題への対応
2020~2023

第2節 社会的価値創出と経済的価値創出の両立

第3節 新たな付加価値の創造

第4節 Well-beingの好循環を目指して

第2編
第3章 - 新たな社会課題への対応 2020~2023

プライベートアセット機能の強化

当社と三井住友信託銀行は、2022(令和4)年7月、アポロ(Apollo Global Management, Inc.)グループおよびグリーンズレッジ(GreensLedge Capital Markets LLC)と業務提携を行い、アポロのグループ会社であるアテネ(Athene Holding Ltd.)とともに、総額15億ドルのオルタナティブアセット *1 ポートフォリオに対する投資を行うことを決定した。

アポロは、米国ニューヨークを本拠地とし、オルタナティブアセット等の運用において世界トップクラスの実績を有するアセットマネージャーである。アポロおよび三井住友信託銀行が一部出資を行っている米国独立系投資銀行グリーンズレッジとの業務提携を通じ、当グループは、より深度のある知見蓄積、金融ソリューション提供力の強化を企図した。

当グループは、信託グループとして多様な経済主体との接点を有し、投資サポートや商品ラインアップ拡充を通じた豊富なオルタナティブアセットへの投資機会の提供によって、長期間にわたり、年金基金、金融法人といったお客さまの幅広いニーズに応えてきた。

足もとでは国内の低金利環境の継続や株式市場のボラティリティ拡大などを背景に、オルタナティブアセットへの関心が高まっている。また、人生100年時代において、オルタナティブアセットを通じた長期にわたる安定的な超過リターンを生み出すアセットクラスがますます求められるようになった。本件投資を呼び水とした投資機会の多様化、収益機会の提供、投資資産の多様化と長期的な超過リターン獲得機会の提供を通して、当グループが目指す「資金・資産・資本の好循環」に一層貢献するものと判断、決定に至った。

オルタナティブアセットのうち、主にプライベートエクイティ(非上場株式)、不動産、インフラ、クレジットなど低流動性資産投資のプライベートアセットを指す。

プライベートアセット関連ビジネスのもたらす価値

プライベートアセット関連ビジネスのもたらす価値

プライベートアセット関連ビジネスのもたらす価値

プライベートアセット関連ビジネスのもたらす価値
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