三井住友トラストグループ

第2章

The Trust Bankへの進化――
「第2の創業」 2017~2019

第2節 ビジネスモデルとガバナンスの変革

第2編
第2章 - The Trust Bankへの進化――「第2の創業」 2017~2019
第2節
ビジネスモデルとガバナンスの変革

1 中期経営計画(2017~2019年度)の策定

計画策定の背景と概要~中長期で目指す姿

当グループは、新たなグループガバナンス体制のもと、The Trust Bankへの進化、「第2の創業」を実現すべく、「ビジネスモデル変革」「コーポレートガバナンス改革」「フィデューシャリー・デューティー等の高度化」の三位一体改革を柱とした新たな中期経営計画(2017~2019年度)を策定した。

当グループは、2011(平成23)年の発足以来、収益・コストの両面で経営統合シナジーを発現しつつ、独自の事業モデルの構築とお客さまのニーズを起点としたソリューション提案による付加価値の向上に努め、着実に実行してきた。手数料ビジネスが成長するとともに、経費率の改善により業務純益が伸長し、「資産運用・資産管理No.1」を実現したが、収益シナジーについては一巡したため、さらなる成長に向けた取り組みが必要となった。

当グループのステイタス(統合後5年間の成果)

当グループのステイタス(統合後5年間の成果)

当グループのステイタス(統合後5年間の成果)

当グループのステイタス(統合後5年間の成果)

こうした点を踏まえ、環境や時代とともに変遷する社会のニーズに応えていこうと、景気変動や市場変化に影響されにくい、持続的かつ安定的な成長を目指し、新中期経営計画では、足もとでの新しい環境変化を、当グループにとって「第2の創業」ともいえる新たな飛躍の好機と捉え、ビジネスモデルの変革を推進。具体的には、手数料ビジネスの一層の強化と、預金・貸出金を中心としたバランスシートビジネスの効率性・収益性を徹底追求し、国内No.1の資産運用・資産管理ビジネスをはじめとした成長事業領域と安定的な事業領域の両輪で、収益拡大を追求した。

そして、当グループは、この計画の期間を、お客さまからの一層の信頼と支持により「ベストパートナー」としての地位を確立し、国内で唯一の専業信託銀行グループとしての新たな成長軌道に乗るための期間と位置づけ、基本方針と目標を設定して重点施策を実行していった。

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