三井住友トラストグループ

第1章

専業信託銀行グループとしての挑戦
2011~2016

第4節 グループ総合力の発揮

第2章

The Trust Bankへの進化――
「第2の創業」 2017~2019

第2節 ビジネスモデルとガバナンスの変革

第3節 トータルソリューションの追求

第3章

新たな社会課題への対応
2020~2023

第2節 社会的価値創出と経済的価値創出の両立

第3節 新たな付加価値の創造

第4節 Well-beingの好循環を目指して

第2編
第2章 - The Trust Bankへの進化――「第2の創業」 2017~2019
Topic

プラごみゼロ宣言

河川などから流れ込んだ「海洋プラスチックごみ」が引き起こす海洋汚染が、海洋生態系に多大な影響を及ぼし、世界的な問題となっている。今日、私たちは「プラスチックと賢くつきあっていくこと」が求められている。当グループは、2019(平成31)年4月、この世界的な海洋汚染問題への具体的アクションとして、「2030年までにリサイクルされずに廃棄されるプラごみゼロ」を目指す、「三井住友トラスト・グループ プラごみゼロ宣言」を策定した。この宣言に基づいて、①社員がプラごみを出さない、②お客さまにプラごみを出させない、の二本柱で具体的な取り組みを推進している。具体的には、三井住友信託銀行では、以前から大型拠点ビルに設置している社員向けコンビニエンスストアではレジ袋やストローなどを使用しない運営としている。

プラごみゼロ宣言以降は、グループ全体でごみ分別とプラごみ削減を呼びかけるオリジナルポスターの掲示、国内営業店部を中心に独自に「プラごみ削減活動月間」を定め、一人ひとりの行動を「見える化」する取り組み、社員のマイバッグ・マイボトル持参の取り組みが拡大している。本店ビルにおいても、プラスチックごみの再資源化を徹底しており、再資源化率100%を確保。これに加え、お客さまにプラごみを出させない取り組みとして、各社頒布品の素材の見直し・切り替えも推進している。

また、2019年2月、三井住友トラスト・アセットマネジメントが「国際金融都市・東京」構想の取り組みの一環として東京都により新設された「東京金融賞」の「ESG投資部門」を受賞した。スチュワードシップ・コード受け入れ運用会社として東証一部上場企業の時価総額カバー率90%を目標に建設的な対話を行ったこと、海洋汚染・プラスチック問題に関するエンゲージメント活動に注力したこと、生物多様性企業応援ファンドを個人投資家向けに提供したことなどが評価されたもので、同社は当グループ内のESG活動を牽引した。

「三井住友トラスト・グループ プラごみゼロ宣言」ポスター

「三井住友トラスト・グループ プラごみゼロ宣言」ポスター

「三井住友トラスト・グループ プラごみゼロ宣言」ポスター

「三井住友トラスト・グループ プラごみゼロ宣言」ポスター
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