- 第2編
- 第2章 - The Trust Bankへの進化――「第2の創業」 2017~2019
マテリアリティの改定
当社は従来、非財務的視点を中心にマテリアリティ *1 を整理する一方、経営に重大な影響を与えるリスクイベント(100億円以上の想定損失)としてトップリスクを選定し管理してきた。しかし、経済的価値と社会的価値の追求を両立させた成長戦略を推進するうえで両者の統合は不可欠と判断し、重複・類似項目を整理したうえで、新たに、①技術革新、②人口減少・超高齢社会問題、③金融包摂、④サステナビリティ、⑤気候変動を追加し、2019(令和元)年10月、17項目の新マテリアリティに改定。マテリアリティに紐づく各資本の円滑な循環に向け、マテリアリティ・マネジメントを高度化するとともに、それらを通じて社会的価値創出と経済的価値創出を両立させ、持続的な成長を確かなものとしていく方針とした。
2015年に価値創造プロセスに重要な影響を与える非財務項目として、経営会議で決定(取締役会に報告)した。候補の特定に際しては、「当グループが社会に与える影響度」と「中長期的な当グループの企業価値に与える影響度」を勘案した。

当グループのマテリアリティ(2019年度)