- 第2編
- 第3章 - 新たな社会課題への対応 2020~2023
東北大学共創イニシアティブの設立
当グループは、さまざまなパートナーとの連携を通じ、単独では実現困難な新たな価値を創出し、地域・社会課題を解決して資金・利益を還元するエコシステムの構築を目指している。そうしたなか、当社と東北大学との間で2022(令和4)年2月に締結した「技術と資金のインテグレーター事業の協業」に関する包括連携協定を発展させ、2023年4月、「大学と大海をつなぐ、森になる。」 *1 をスローガンに、国立大学初となる民間企業との共同出資子会社として東北大学共創イニシアティブ株式会社を設立(東北大学85.1%、三井住友信託銀行14.9%出資)。企業の大学活用による事業開発や人財育成などの支援に向けた「技術・人財・資金の共創プラットフォーム事業」を展開することとした。
当グループは、イノベーション創出に向けたファイナンス機能を発揮するとともに、投資家資金を呼び込む仕組みを構築し、お客さまである企業、東北大学の高度な技術と地域が抱える課題やニーズを結び付け、産・学・金(金融)の連携による社会課題解決に資するビジネスの創出を図っていく。

地域エコシステムの取り組み事例一覧