三井住友トラストグループ

第1章

専業信託銀行グループとしての挑戦
2011~2016

第4節 グループ総合力の発揮

第2章

The Trust Bankへの進化――
「第2の創業」 2017~2019

第2節 ビジネスモデルとガバナンスの変革

第3節 トータルソリューションの追求

第3章

新たな社会課題への対応
2020~2023

第2節 社会的価値創出と経済的価値創出の両立

第3節 新たな付加価値の創造

第4節 Well-beingの好循環を目指して

第2編
第2章 - The Trust Bankへの進化――「第2の創業」 2017~2019

議決権行使サービス「スマート行使」の提供

当グループは、みずほ信託銀行との協働により、証券代行(株主名簿管理人)業務のバックオフィスを担う合弁会社、日本株主データサービスを通じて、スマートフォンを活用した議決権行使サービス「スマート行使」を開発し、証券代行業務を受託している上場会社向けに、2018(平成30)年6月開催の株主総会からサービスの提供を開始した。

近年、上場企業等における個人株主数は増加しているが、個人株主の議決権行使率は機関投資家等に比べると低水準となっている。それまでの一般的な議決権行使の方法である「書面行使(議決権行使書に賛否を記入し返送する方法)」や「電子行使(パソコン等で議決権行使サイトにログインして行使を行う方法)」等では、個人株主にとって手間となることがあるため、より身近で簡単な議決権の行使方法の導入を検討してきた。また、議決権行使の電子化は、2,600万人余(2018年度)に及ぶ管理株主を擁するバックオフィスにとっても集計作業効率化において大きなメリットがあった。

スマート行使は議決権行使書に記載された専用のQRコードを読み取ることで、ID・パスワードを入力することなく、専用サイトで議決権を行使できるもので、議決権行使者数の増加や集計コストの軽減等が期待された。なお、同年9月、スマート行使は第20回自動認識システム大賞 *1 で優秀賞を受賞している。

日本自動認識システム協会による、先進的かつその効果がきわめて顕著な自動認識関連の技術やシステムを表彰する制度。1999年度より制度が開始された。

「スマート行使」受付画面

「スマート行使」受付画面

「スマート行使」受付画面

「スマート行使」受付画面
受託社数の推移(上場企業)

受託社数の推移(上場企業)

受託社数の推移(上場企業)

受託社数の推移(上場企業)
管理株主数の推移

管理株主数の推移

管理株主数の推移

管理株主数の推移
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