三井住友トラストグループ

第1章

専業信託銀行グループとしての挑戦
2011~2016

第4節 グループ総合力の発揮

第2章

The Trust Bankへの進化――
「第2の創業」 2017~2019

第2節 ビジネスモデルとガバナンスの変革

第3節 トータルソリューションの追求

第3章

新たな社会課題への対応
2020~2023

第2節 社会的価値創出と経済的価値創出の両立

第3節 新たな付加価値の創造

第4節 Well-beingの好循環を目指して

第2編
第1章 - 専業信託銀行グループとしての挑戦 2011~2016

グループ各社の動向

〔1〕三井住友トラスト・パナソニックファイナンス

2012(平成24)年4月に住信・パナソニックフィナンシャルサービス株式会社 *1 を三井住友トラスト・パナソニックファイナンス株式会社に商号変更。三井住友トラスト・グループとパナソニックグループの取引基盤を中心に、大企業、中小企業から個人に至るまで幅広いお客さまに対し、リース、クレジット、ファイナンスなど、多彩で高度な金融商品を提供する総合ファイナンス会社として、両グループの強みを生かし、お客さまに最適で質の高いファイナンス・ソリューションの提供に注力している。

2016年5月、三井住友信託銀行および三井住友トラスト・パナソニックファイナンスは、中国において南京紫金融資租賃有限責任公司(紫金リース)の設立にあたり(7月開業)、三井住友信託銀行15%、三井住友トラスト・パナソニックファイナンス5%の出資を行った。紫金リースへの出資により、中国経済・リース業界の成長享受および取引顧客への貢献を視野に、中国における当グループのリース事業拠点としての活用を目指した。

続いて同年6月、三井住友信託銀行および三井住友トラスト・パナソニックファイナンスは、北米で鉄道貨車リース事業等を行うMidwest Railcar Corporation(MRC) *2 に出資する丸紅の子会社、Marubeni Rail Transport Inc. *3 (現在のMarubeni SuMiT Rail Transport Inc.)の株式50%を譲り受け、オペレーティングリース業務を強化した。

1985年、住友信託銀行が住信リース株式会社を設立。同行が2005年に松下リース・クレジット株式会社に資本参加し、住信・松下フィナンシャルサービス株式会社発足。2008年に持株会社方式により住信リースと経営統合し、住信リーシング&フィナンシャルグループ株式会社発足。2010年合併し、住信・パナソニックフィナンシャルサービス株式会社発足

1998年12月設立、資本金4,610万ドル

2006年10月設立、資本金3,688万ドル

〔2〕三井住友トラスト・ローン&ファイナンス

三井住友トラスト・ローン&ファイナンス株式会社は、住宅ローン・アパートローン、不動産担保ローン、不動産担保型カードローンを取り扱う不動産総合金融会社で(三井住友信託銀行100%出資)、住信不動産ローン&ファイナンス株式会社 *4 を前身とし、2012(平成24)年4月に商号変更により発足した。

同社の顧客基盤に加え、三井住友信託銀行からも多様なニーズを持つお客さまの紹介を受け、銀行とは異なる取扱基準で審査し、不動産を担保とする資金ニーズに幅広く対応。さらに地方銀行等との提携も拡大している。なお、ニーズとしては、不動産売却つなぎローン(自宅の住み替え、老人ホーム入居、介護費用の資金調達など)、キャッシュフロー改善(築古収益物件保有者の長期ローンへの借り換え、債務の一本化)などが増加の傾向にある。

また、三井住友トラスト不動産と連携し、相互にお客さまを紹介することで顧客基盤の拡充を図り、グループ総合力の向上に貢献している。

2010年9月、ともに住友信託銀行100%出資のライフ住宅ローン株式会社とファーストクレジット株式会社(不動産担保ローン)の統合により発足

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