- 第2編
- 第1章 - 専業信託銀行グループとしての挑戦 2011~2016
4 コーポレートガバナンスの強化
コンプライアンス態勢
当グループでは、グループ全体のコンプライアンス態勢を統括することを持株会社である当社の最も重要な機能の一つと位置づけるとともに、コンプライアンスを経営の最重要課題の一つとしている。当社は、グループ全体の統括部署として「コンプライアンス統括部」を設置し、コンプライアンス方針の策定や管理・運営状況のモニタリングを行い、経営会議等に報告するとともに、コンプライアンスに関わる諸施策の具体的な実践計画についても、毎年度「コンプライアンス・プログラム」を策定し、定期的に進捗状況の把握・評価を行っている。なお、法令違反行為等が発生した場合に迅速かつ適切に対応するため2015(平成27)年6月には、職制に基づく報告制度とは別に、すべての役員・社員がコンプライアンス統括部や外部の弁護士事務所に直接通報できるコンプライアンス・ホットライン制度を設けた。
また、コンプライアンス意識の浸透を図るため、研修の強化を進め、全社的なテーマについては各社の統括部署が中心となって研修を実施しているほか、各社のコンプライアンス担当者は、業務・商品の特性やお客さまの属性に応じて、各職場での研修・勉強会の実施や日常の指導を通じて、きめ細かにコンプライアンス意識の向上・徹底を図っている。