- 第2編
- 第1章 - 専業信託銀行グループとしての挑戦 2011~2016
三井住友トラスト不動産の発足
2012(平成24)年4月、不動産流通業界第7位のすみしん不動産と同第15位の中央三井信不動産が経営統合し、仲介専業としての専門性と豊富な実務経験を誇る人材が集う、業界第5位(銀行系ではNo.1)の三井住友トラスト不動産が発足 *1 。当グループのリテール不動産の中核企業として、顧客基点にこだわった営業姿勢、堅確で高品質な業務運営を追求することにより、業容と顧客満足の両面での「信頼できる信託銀行系不動産流通会社No.1」の地位確立を目指した。
独自情報開発力のさらなる強化とグループへの貢献に向け、信託銀行の各営業店と連携した個人のお客さまに加え、ホールセール事業の中小型不動産専任担当部などとの連携を強化し、Webサイトを通じて問い合わせのあったお客さまへの営業活動にも注力。当グループのブランド力が浸透したことと豊富な情報量が相まって、仲介手数料実績は2011年度の112億円から2016年度には190億円と大幅に拡大した。以降、全国店舗やアライアンス先からの情報取りまとめ部署などを新設し、多様な情報網の拡充を受け、仲介手数料実績は着実に伸長している。
なお、2014年度には名古屋市と「東山動植物園再生プランに関する連携と協定」を締結、地域社会活性化への貢献にも取り組んでいる。