三井住友トラストグループ

第1章

専業信託銀行グループとしての挑戦
2011~2016

第4節 グループ総合力の発揮

第2章

The Trust Bankへの進化――
「第2の創業」 2017~2019

第2節 ビジネスモデルとガバナンスの変革

第3節 トータルソリューションの追求

第3章

新たな社会課題への対応
2020~2023

第2節 社会的価値創出と経済的価値創出の両立

第3節 新たな付加価値の創造

第4節 Well-beingの好循環を目指して

第2編
第3章 - 新たな社会課題への対応 2020~2023

スタートアップ企業への支援

当グループは、新たな産業・価値を生み出すスタートアップ企業支援の取り組みとして、2020(令和2)年4月に専担組織として「イノベーション企業推進部」を設置し、同年9月にSBIインベストメント *1 とともに初のCVC *2 ファンド「SuMi TRUSTイノベーションファンド」の運営を開始した。本ファンドでは、投資対象の産業セクターを限定せず、高い成長性が見込まれるスタートアップ企業に資金を供給し(2022年度末までに27社に出資)、新たな産業・価値を生み出すことで社会課題の解決に貢献するとともに、当グループの将来の顧客基盤とイノベーションの強化を図ることを目的としている。

スタートアップ企業向けソリューションでは、事業成長に必要な資金需要への対応力の強化を図り、またスタートアップ企業と当社のお客さまをつなぐビジネスマッチングを通じて事業拡大の機会を提供。2021年度にはスタートアップ企業の「事業戦略」「資金調達・資本政策」「人材戦略」「ガバナンス」などの取り組みに関するサーベイを開始し、成長ステージごとのスタートアップ企業のさまざまな課題の把握に努めるとともに、サーベイを通じて明らかになった課題に対するソリューションの創出に努めた。

さらに2023年4月には、IPO前後のスタートアップ企業をシームレスに支援する「成長企業支援部」を設立し、エクイティ(資本)とデット(融資)両面での資金需要に対応するとともに、証券代行業務やオーナーとの取引を通して有望企業との親密化を進めている。

SBIグループのアセットマネジメント事業における中核的企業。AI、ブロックチェーン、フィンテック、IT、バイオ・ヘルスケア、環境エネルギー分野など、次世代成長分野のスタートアップ企業に対する豊富な投資実績を持つ。

コーポレート・ベンチャー・キャピタル

  1. 三井住友トラストグループ100年史 ホーム
  2. 100年史
  3. 第2編 - 第3章 - 第3節 4 法人トータルソリューション事業 - スタートアップ企業への支援