- 第2編
- 第3章 - 新たな社会課題への対応 2020~2023
存在意義(パーパス)の制定
超高齢社会の進展や企業のESG経営への取り組み強化、デジタル化などの社会構造の変化のもと、当グループは、2020(令和2)年度に「社会的価値創出と経済的価値創出の両立」を経営の根幹に据えるとともに、当グループが果たすべき役割・機能、自らの存在意義を普遍的な視点で捉え直すこととした。
専業信託グループとして高い専門性と総合力、多彩な機能を有する当グループは、いつの時代においても、社会課題の解決による新たな価値創出を通じて経済的な価値を生み出してきた。こうした経済的な価値が再び社会に還元され、お客さまや当グループのさらなる発展・成長をもたらし、より豊かになった社会を次世代につなげていく。これこそがこの困難な時代における当グループの使命であることを再確認し、それを明文化したものが、当グループの存在意義(パーパス)「信託の力で、新たな価値を創造し、お客さまや社会の豊かな未来を花開かせる」である。