- 第2編
- 第2章 - The Trust Bankへの進化――「第2の創業」 2017~2019
人材・システムインフラの強化
法人トータルソリューション事業では、差別化の源泉である高い専門性と多様性のある人材を継続的に輩出するため、求められる人材像とスキルの見える化、サポート体制の整備を進めた。2017(平成29)年度には、証券代行事業、不動産事業、年金事業との人材ローテーションにより「多能工化」を推進。証券代行事業、不動産事業には法人トータルソリューション事業から情報探索・連携を目的に人材を投入した。また2019(令和元)年度には、プロジェクトファイナンス、アセットファイナンスへの戦力シフトを行い、基礎力、グローバルなどの研修プログラムを立ち上げて人材の強化を図った。
一方、ビジネスモデル変革を推進するには、①国内バンキング業務の効率化、②CRMの構築が前提となるため、2017年度に各事業、投融資管理部署をはじめとする本部の各部署との連携・協働により、既存のシステムインフラを再整備し、IT技術を活用した抜本的な業務効率化に着手した。営業領域については、リレーションシップ・マネージャーの業務効率化に資するシステムとして法人営業支援システム(SFA:Sales Force Automation)を2019年9月に初回リリース、リレーションシップ・マネージャーが素早く取引先情報にアクセスでき、日報をはじめとする営業情報を蓄積できる態勢を整備した。