三井住友トラストグループ

第1章

専業信託銀行グループとしての挑戦
2011~2016

第4節 グループ総合力の発揮

第2章

The Trust Bankへの進化――
「第2の創業」 2017~2019

第2節 ビジネスモデルとガバナンスの変革

第3節 トータルソリューションの追求

第3章

新たな社会課題への対応
2020~2023

第2節 社会的価値創出と経済的価値創出の両立

第3節 新たな付加価値の創造

第4節 Well-beingの好循環を目指して

第2編
第2章 - The Trust Bankへの進化――「第2の創業」 2017~2019

5 サステナビリティビジネスの拡大

ESG経営の取り組み

当グループは2017(平成29)年度のCSR中期方針として、企業価値向上に直結したESGマネジメント、CSV *1 ビジネスの積極展開、社会的リターンの追求の3つをテーマに定めたが、2030年に向けて世界が一丸となって取り組むべき地球規模の優先課題を、国連が17の目標と169のターゲットにまとめたSDGs(持続可能な開発目標)が注目を集め、持続可能性(サステナビリティ)に関わる課題が世界共通言語となったことで、企業にとっても配慮すべきリスクと追求すべきビジネス機会が明確になった。

マクロ的視点(ユニバーサル・オーナーの台頭)とミクロ的視点(無形資産価値を重視する動き)の2つの潮流のなかで、ESG投資市場が急拡大するなか、2018年4月には、ESG経営の推進部署であるCSR推進室をサステナビリティ推進室に名称変更するとともに、中期方針をマテリアリティ・マネジメントによる経営基盤の強化、ビジネスの新機軸としてSDGs課題の解決等を目指すサステナブル金融、ESG(非財務)情報開示による投資家への訴求と、より具体化した形に見直し、経営レベルでのESGへの取り組みを加速、ESG経営・金融機関No.1を目指した。

Creating Shared Value:企業が社会課題等に取り組むことで社会的価値を創造し、その結果、経済的な価値も創造されること

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