三井住友トラストグループ

第1章

専業信託銀行グループとしての挑戦
2011~2016

第4節 グループ総合力の発揮

第2章

The Trust Bankへの進化――
「第2の創業」 2017~2019

第2節 ビジネスモデルとガバナンスの変革

第3節 トータルソリューションの追求

第3章

新たな社会課題への対応
2020~2023

第2節 社会的価値創出と経済的価値創出の両立

第3節 新たな付加価値の創造

第4節 Well-beingの好循環を目指して

第2編
第2章 - The Trust Bankへの進化――「第2の創業」 2017~2019

ダイバーシティからインクルージョンへ

当グループは、「個々人の多様性と創造性を経営に活かす」というダイバーシティ&インクルージョン(D&I)の概念そのものを経営理念(ミッション)として有するとともに、個々人の多様性と創造性が組織の付加価値として存分に生かされることを人事の基本方針として掲げている。2017(平成29)年10月には、三井住友信託銀行に続いて当社の人事部内にもダイバーシティ&インクルージョン室を設置し、グループ全体でD&Iの理念と目的の共有を促進した。

また、2019(令和元)年度に強化を図った「人材育成風土」醸成の取り組みにおいては、D&I活動への理解を深め、推進者を増やしていくための啓発活動に加え、各階層・属性に合わせてD&I実現に向けた意識改革を推進。グループD&I推進活動における表彰制度を設けるなど、多様性を受け入れる「ダイバーシティ」を超え、個々の能力を引き出し、組織としての付加価値を生み出す「インクルージョン」のステージへと進むための施策を推進した。

経営理念(ミッション)や人事の基本方針の実践に向けては、まずは多様な人材の獲得が不可欠である。新卒採用においては、外国人留学生や海外の現地の新卒者も積極的に採用するなど、多様な社員がリーダーシップを発揮していくことをベースとしている。障がいのある社員は、2018年3月末時点においてグループ全体では2.0%で、ロビーアテンダントなどの接客業務でも活躍している。

2019年3月には、三井住友信託銀行が経済産業省による「新・ダイバーシティ経営企業100選 *1 」(経済産業大臣表彰)を受賞。「新・ダイバーシティ経営企業100選」は、経済産業省がダイバーシティ経営への積極的な取り組みを実施している企業を表彰するもので、「多様な人材がやりがいをもって活躍できる職場環境づくり」や「働き方改革」の取り組みが総合的に評価され、受賞に至った。

2020年度をもって終了

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