三井住友トラストグループ

第1章

専業信託銀行グループとしての挑戦
2011~2016

第4節 グループ総合力の発揮

第2章

The Trust Bankへの進化――
「第2の創業」 2017~2019

第2節 ビジネスモデルとガバナンスの変革

第3節 トータルソリューションの追求

第3章

新たな社会課題への対応
2020~2023

第2節 社会的価値創出と経済的価値創出の両立

第3節 新たな付加価値の創造

第4節 Well-beingの好循環を目指して

第2編
第1章 - 専業信託銀行グループとしての挑戦 2011~2016

超高齢・人口減少社会の到来

総務省の人口推計によると、日本の総人口は2008(平成20)年の1億2,808万人をピークに、2011年以降は一貫して減少している。年齢区分別の割合を見ると、1997年に65歳以上人口(15.7%)が0~14歳人口(15.3%)を上回り、2015年には75歳以上人口(12.8%)が0~14歳人口(12.5%)を上回った。今後も高齢者人口の増加は続き、なかでも、より年齢の高い層の人口が急増すると推計されており、特に都市部においては、この傾向がより顕著になることが予測される。超高齢・人口減少社会の到来である。これによって、年金や社会保障などの生活を支える経済社会システムが脆弱化したり、認知症等の高齢者に対する適正な金融サービスの対応が遅れたりすることにより、安全な生活に支障を来すおそれが増大している。また、事業環境としても、人口の減少トレンドによるパイの縮小・競争激化などの影響は大きいものがある。

当グループは、そうした事業環境の変化を見通しながら、信託の機能を生かしたソリューションを推進し、人口減少社会・超高齢社会問題という社会課題の解決に取り組んだ。

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