- 第2編
- 第2章 - The Trust Bankへの進化――「第2の創業」 2017~2019
BPRの推進
当グループは、RPA(Robotic Process Automation) *1 を活用することにより、これまで人間が行ってきたさまざまな業務の自動化を推進。2018(平成30)年度からの3年間で50万時間の効率化を目指した。主に本部におけるデータ入力作業などの事務作業をRPAに置き換えることで、業務効率化と事務品質向上を実現させるとともに、これまで紙で事務作業を行ってきたデータ入力などの業務にAI-OCR(AI-Optical Character Reader)を導入することにより、事務作業のデータ化と業務のペーパーレス化を推進した。また、2018年度には「議事録作成支援ツール」を役員会議室等に導入、その後デジタル企画部主導で業務効率化につながるツールとして幅広い業務に展開した。
コールセンター業務へのAI導入については、お客さまからの電話での照会内容を自動的に文字(テキスト)に変換する音声認識技術と、テキストを要約するテキストマイニング技術を活用してコールセンター業務の効率化・高度化を図り、これによるお客さまサービスの向上を目指した。
このように当グループは、RPAやAI-OCRの導入を契機に、事務作業の自動化、ペーパーレス化だけでなく、これまで人間が行うことを前提に最適化されてきた業務プロセスを、デジタル技術の活用を前提に再構築するBPR(Business Process Re-engineering)に取り組んだ。