三井住友トラストグループ

第1章

専業信託銀行グループとしての挑戦
2011~2016

第4節 グループ総合力の発揮

第2章

The Trust Bankへの進化――
「第2の創業」 2017~2019

第2節 ビジネスモデルとガバナンスの変革

第3節 トータルソリューションの追求

第3章

新たな社会課題への対応
2020~2023

第2節 社会的価値創出と経済的価値創出の両立

第3節 新たな付加価値の創造

第4節 Well-beingの好循環を目指して

第2編
第2章 - The Trust Bankへの進化――「第2の創業」 2017~2019

BPRの推進

当グループは、RPA(Robotic Process Automation) *1 を活用することにより、これまで人間が行ってきたさまざまな業務の自動化を推進。2018(平成30)年度からの3年間で50万時間の効率化を目指した。主に本部におけるデータ入力作業などの事務作業をRPAに置き換えることで、業務効率化と事務品質向上を実現させるとともに、これまで紙で事務作業を行ってきたデータ入力などの業務にAI-OCR(AI-Optical Character Reader)を導入することにより、事務作業のデータ化と業務のペーパーレス化を推進した。また、2018年度には「議事録作成支援ツール」を役員会議室等に導入、その後デジタル企画部主導で業務効率化につながるツールとして幅広い業務に展開した。

コールセンター業務へのAI導入については、お客さまからの電話での照会内容を自動的に文字(テキスト)に変換する音声認識技術と、テキストを要約するテキストマイニング技術を活用してコールセンター業務の効率化・高度化を図り、これによるお客さまサービスの向上を目指した。

このように当グループは、RPAやAI-OCRの導入を契機に、事務作業の自動化、ペーパーレス化だけでなく、これまで人間が行うことを前提に最適化されてきた業務プロセスを、デジタル技術の活用を前提に再構築するBPR(Business Process Re-engineering)に取り組んだ。

「人間がパソコン上で行ってきた定型業務」の操作を記憶し、自動処理するソフトウェア(ロボット)。RPAは、「キーボード操作」「マウス操作」そのものも自動化するため、入力ミスなどのヒューマンエラーの削減も期待される。

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