- 第2編
- 第1章 - 専業信託銀行グループとしての挑戦 2011~2016
勘定系システム統合の完了
2014(平成26)年5月、各種統合作業の最終段階として、三井住友信託銀行における預金・貸出などの勘定系システム統合が始まった。同年5月末までに中央三井信託銀行などの店舗は、新システムへ移行。住友信託銀行の店舗についても、2014年7月を第1回とし順次移行を進め、11月に完了した。本番移行後しばらくは、移行対策本部および店舗連携本部を設置して検証体制を充実させ、事故等が発生する前の水際防止に努めた。全店舗新システム移行完了後には、合計40件のインシデントが発生したが、差分に起因する表示の不具合3件を除き、お客さまに影響するものはなかった。
こうしてシステム統合が完了したことにより、システム保守コスト削減と、すべての業務プロセスの一本化が可能となった。統合効果の発現や、成長へのモードチェンジに向けて、基盤となる環境・態勢を整備することができたのである。
〈勘定系システムの統合スケジュール(2014年度)〉
5月7日
中央三井信託銀行などの店舗 移行完了
7月22日
システム移行店群① 住友信託銀行店舗 8拠点完了
9月16日
システム移行店群② 住友信託銀行店舗 21拠点完了
10月14日
システム移行店群③ 住友信託銀行店舗 22拠点完了
11月25日
システム移行店群④ 住友信託銀行店舗 10拠点完了
5月7日 中央三井信託銀行などの店舗 移行完了
7月22日 システム移行店群① 住友信託銀行店舗 8拠点完了
9月16日 システム移行店群② 住友信託銀行店舗 21拠点完了
10月14日 システム移行店群③ 住友信託銀行店舗 22拠点完了
11月25日 システム移行店群④ 住友信託銀行店舗 10拠点完了
=全店舗新システム移行完了

システム統合前のATM