- 第2編
- 第2章 - The Trust Bankへの進化――「第2の創業」 2017~2019
企業型DCの基盤強化
定年延長を踏まえた制度変更や人材確保のための福利厚生強化の観点から、企業型確定拠出年金(DC)の重要性が一層高まっている。こうしたなか、すでに三井住友信託銀行を運営管理機関として企業型DCを導入している企業のグループ会社において、制度導入や加入対象者の拡大を通じて企業型DC加入者を獲得し、さらに職域制度である企業型DC基盤を通じたリテール顧客化を推進。お客さまニーズに速やかに対応する投資教育やWebサービス、コールセンターなどに対する高い評価を背景に企業型DC加入者数は成長を続け、2011(平成23)年度の77万5,000人から2019(令和元)年度には154万人とほぼ倍増し、業界トップ水準を維持した(第1章第4節4「年金関連業務の動向」グラフ参照)。
また、さらなる持続性のある成長のため、投資教育を充実させ、企業型DC加入者の資産形成サポートを進めることで、投資リテラシー向上に貢献し、2019年度には企業型DC加入者向けのアプリ開発に着手した(第3章第2節5「『スマートライフデザイナー』リリース」参照)。